失恋は本人だけではなく周りにとっても辛いものです。
いつまでも失恋で落ち込まれてしまうと、どうすればいいのか悩んでしまうでしょう。
大切な友達が苦しんでいるのを見ていたくないと考える人は多いのではないでしょうか。
そんな友達を励ましてあげたいと考えたことのある人はいるでしょう。
しかし、具体的にどういった言葉をかけてあげればいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで、失恋した友達を励ますための方法についてご紹介します。
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失恋直後の基本心理
失恋してすぐは、とても落ち込んだ状態になっているものです。
まるで、この世の終りを迎えたようになる人も多いでしょう。
悲しみのあまり涙がとまらなくなってしまう人もいます。人前に出ることが億劫になってしまい、引きこもってしまうような人もいるのです。
失恋したことで自信を喪失している人は多いですし、自分には何の魅力もないと考えてしまいます。
あるいは、自分のことを責めてしまう人も多いです。
自分の過去の行いや態度を反省して、後悔してしまいます。もう二度と恋愛ができないのではないかと考える人もいます。
このように失恋している人の心理状態はとても悪いものです。それを周りが上手くサポートしてあげることが必要です。
自身を失っている人には褒めてあげましょう。自分を責めている人には、味方になってあげましょう。
相手の心理を理解したうえで対応するべきです。
失恋した友達への励まし方〜言葉編〜
失恋した相手に具体的にどういった言葉をかけてあげればいいのか悩む人は多いでしょう。
言葉のチョイスを間違えてしまうと、余計に相手を傷つけてしまいます。
そこで、失恋した友達を励ますのにふさわしい言葉についていくつか紹介しましょう。
「辛いよね」
人は他人に共感してもらうことで気持ちが楽になります。
自分のことを客観的に見ることができるようになり、落ち着けるのです。
自分の辛さや苦しみを理解してくれる人の存在を知ることで励まされます。
自分が落ち込んでいるのは、悪いことではなく、仕方のないことだと考えられるようになるでしょう。
一人で落ち込んでしまうと、気分がなかなか晴れないものです。
共感してくれる人が一人でもいることがわかれば、その人のためにも頑張ろうと思えます。
自分の悩みや苦しみを吐露したいと思えるようになるでしょう。
辛さを共感してあげることによって、素直に辛さを表現してくれるようになります。
共感することで相手が泣き出してしまうこともあるのですが、それはよい兆候です。
「相手のいいところを褒める」
失恋によって自分には何の魅力もないと落ち込んでいる人に対しては、よいところを褒めましょう。
周りから褒められることによって、自分自身を肯定できるようになります。
ただし、無理のある褒め方をしてしまうと逆効果になるため注意しましょう。
取ってつけたような褒め方をするのではなく、きちんと説得力のある褒め方をします。
普段の行いや言動などを例に出して、嘘ではなく本当に褒めることが大切です。
そうすれば、相手は自分が本当に褒められていると思うことができ、励まされます。
自分には生きる価値があると肯定できるようになるでしょう。
たとえば、具体的なエピソードを交えて相手の優しさを褒めてあげることができます。
相手が恋人と付き合っていたときのエピソードを例に出すのもよいでしょう。
相手がとても恋人に尽くしてあげていたならば、そのことをしっかりと褒めてあげます。
相手の過去の行動や言動を肯定することで、自信を取り戻させることができるのです。
「（相手の名前）は悪くないよ」
失恋したことによって、自分自身を責めている人は多いです。
自分に何か悪いことがあったから、今の結果を招いたと考えてしまうのです。
そのような人に対しては、「○○は悪くないよ」と慰めることが大切です。
相手が自分を責めてしまわないように上手くフォローしましょう。
単に悪くないと伝えるだけではなく、理由も一緒に伝えることが大事です。
相手は十分努力したし、真剣に恋愛をしていたことを認めてあげましょう。
今回の結果については、相手は何も悪くないと断言してあげるのです。
曖昧な言い方をするのではなく、相手は何も悪くないと言い切ってしまうのもよいでしょう。
たとえ、本当は相手にも悪い部分があったとしても、その点は触れてあげないようにします。
（相手の名前）の味方だよ
自分は相手の味方であることをアピールすることは大切です。
しっかりと相手の話を聞く準備ができていることを伝えましょう。
そして、けっして相手を責めることがないと理解してもらうのです。
どんなことがあっても、相手を支え続けるという自分の立場をアピールしましょう。
私はしっかりと話を聞くよ、というスタンスを貫き通すことが大切です。
そうすれば、相手はあなたのことを信頼するようになります。
あなたに自分の気持ちを素直に伝えてるようになるでしょう。
そのような段階になれば、相手は立ち直ることができます。
立ち直るきっかけを与えるためにも、自分が味方であるときちんと理解してもらいましょう。
何があっても、どんなことがあっても、最後まで味方でいると伝えるのです。
絶対次はいい恋ができるよ
失恋した人はもう自分が恋をすることができないと思い込んでいる可能性が高いです。
また恋愛したとしても、同じように失恋してしまうという恐怖が生じています。
失恋をしたことがトラウマになってしまっているのです。
そこで、失恋をした相手に対しては、次もまた出会いがあるということを理解してもらいましょう。
ひょっとしたら、もっとよい異性と巡り合うことができるかもしれないと励ますのです。
そうすれば、今度の恋愛はきっと幸せな結果になると教えてあげましょう。
次の恋愛はもっとよいものになると断言してあげることで、相手は励まされます。
よい未来が待っていることを相手にわかってもらいましょう。
そうすれば、徐々に元気を取り戻していき、未来を肯定的に考えられるようになります。
励ます時のNGワード
・頑張って
そもそも頑張ることができないからこそ相手は落ち込んでしまっているのです。
そんな相手に対して頑張ってという言葉をかけるのは逆効果となるでしょう。
頑張ってという言葉は励ましのための言葉としてはふさわしくないのです。
・大したことではない
失恋したことは大したことではないと言ってしまう人がいるかもしれません。
これは相手の過去の恋愛を否定することになるため、絶対に言ってはいけない言葉です。
これによって相手が余計に傷ついてしまったり、怒り出してしまったりする可能性があります。
あくまでも失恋や過去の恋愛については、否定しないことが大切です。
・別れるのが正解だったんだよ
別れたことで落ち込んでいるのに、その選択が正しかったと伝えるべきではありません。
そもそも、失恋をしたことは相手が自分で決めたことだとは限りません。
一方的に恋人に捨てられてしまった場合は、別れるのが正解だったとはとても思えないでしょう。
このような励まし方は避けるべきです。
失恋した友達への励まし方〜態度編〜
失恋した友達を励ますためには、言葉の内容だけではなく態度にも気を使いましょう。
あなたの態度がふさわしくないものだと逆効果となってしまうからです。
それでは、一体どのような態度で友達を励ませばよいのでしょうか。
励ますのに最適な態度について紹介します。
相手の話をきく
失恋した相手を励まそうと思っても、つい自分の話ばかりしてしまう人がいます。
あるいは、相手が同じような話ばかりして堂々巡りになってしまい、真面目に話を聞かなくなるかもしれません。
しかし、相手がどんな話し方をしたとしても、それをしっかりと聞くことが大切です。
相手は混乱していて、話している内容が支離滅裂なものになっているかもしれません。
そのような状態でも話し続けることが大切であり、それを経ることで立ち直れるのです。
そこで、あなたがきちんと話を聞いてあげないと、せっかく立ち直れるチャンスが台無しになります。
話をしっかりと聞くことで相手から信頼されます。
そうすれば、胸のうちをどんどん話してくれるようになるでしょう。
共感してあげる
相手の話していることに賛同できないことがあるかもしれません。
自分に都合のいい内容を話しているというケースもあります。
そのような場合であっても、けっして相手を否定してはいけません。
そこで、否定してしまうと、立ち直るためのチャンスが失われてしまいます。
否定するのではなく、すべてを肯定して共感してあげることが大切です。
たとえ、内容に賛同できなくても、胸のうちをすべて吐き出させてあげることが先決です。
そうすれば、しだいに気分が落ち着いていくようになるのです。
相手が完全に立ち直るまでサポートをすることを優先させましょう。
何か相手に意見したいときには、失恋から立ち直ったあとにするべきです。
可能な限りそばにいる
失恋した直後はとても落ち込んでいて心細いものです。
自分はこの世界でたった一人で生きていかなければいけないと大げさに考えることもあります。
今後、自分のそばにいてくれる人は誰もいないとまで思ってしまうのです。
このような人をしっかりと支えてあげるためには、そばにいることが大切です。
可能な限り相手のそばにいて、ずっとサポートしてあげましょう。
相手の身体に触れて、ぬくもりを感じさせてあげるのもよいでしょう。
そばにいてくれる人がいることで相手は心強いと感じてくれます。
恋人のいない心細さを乗り越えられるようになるのです。
相手に一人ぼっちの寂しさを感じさせないように、常にそばにいて気持ちを紛らわせてあげましょう。
映画やアウトドアなど何も考えずに済むことに連れ出す
失恋している相手には、何かを考える余裕を与えないことが大切です。
何か考えようとしてしまうと、以前の恋人のことを思い出してしまうからです。
それでは、せっかく立ち直りかけていたものが台無しになってしまいます。
できるだけ失恋したことを思い出せない、考えさせないようにすることが大切です。
そのためには、余計なことを考えなくても楽しめるようにしてあげましょう。
たとえば、映画を一緒に観に行くとよいでしょう。
映画に集中している間は恋愛のことを忘れることができるからです。
ただし、恋愛に関係した映画を見せないほうがよいでしょう。
あるいは、アウトドアで思う存分自然を満喫してもらったり、身体を動かしてもらったりするのもよいです。
たとえば、運動を激しく行うことによって、心も身体もスッキリすることができます。
元気になってきたら新しい出会いの場に連れて行く
失恋の傷を癒やすためには、新しい恋愛を始めてもらうことが一番です。
新しく好きな人ができれば、以前の恋愛のことを忘れられるでしょう。
そこで、相手を励ますことに成功して元気になってきたら、新しい出会いに導いてあげましょう。
新しい出会いの場に連れて行くことで、新しい恋愛を始めてもらうのです。
そこで、上手く恋人を作ることができなくても構いません。
多くの異性と触れ合って、新しい出会いを作る可能性があることを感じさせるだけでよいです。
こんなにもたくさんの出会いの場があるのだと思ってもらえれば、それがよい効果を発揮します。
未来を肯定的に考えられるようになり、自分も新しい恋人を作れるかもしれないと自信を持てるようになるのです。
励ます時のNGな態度
・自分を引き合いに出す
相手を励まそうと思って、つい自分のケースを引き合いに出してしまう人がいるかもしれません。
しかし、恋愛や失恋の内容というのは人それぞれ大きく異なっているものです。
また、同じような出来事でも人それぞれ感じ方は異なっています。
それなのに、あなたの例を引き合いに出したとしても、あまり意味はありません。
むしろ逆効果となってしまう可能性があるため注意しましょう。
・相手を説教する
相手の考え方を否定したり説教したりするのは絶対にやめましょう。
たとえ、相手にも悪い面があったとしても、落ち込んでいるときにそこを指摘する必要はありません。
まずは相手を励まして立ち直ることを優先させるべきです。
説教してしまうと、相手に信頼されなくなります。
相手が余計に落ち込んでしまう可能性もあるため注意しましょう。
・茶化してしまう
落ち込んだ相手を励ますために失恋を茶化すようなことをしてはいけません。
よかれと思って茶化そうとする人がいるのですが、逆効果になる可能性が高いです。
相手は真剣に恋愛をした結果として失恋をしたからです。
そこで茶化してしまうのは、相手を馬鹿にするのと同じことです。
まとめ
失恋した友達を励ますのに苦労している人は多いでしょう。
失恋した相手の心理状態を理解して、それに配慮したやり方で励ますことが大切です。
こちらで紹介してきた内容を参考にして、上手く相手を励ましてあげましょう。
