失恋といえば悲しいイメージを抱いている人が多いでしょう。
しかし、実際には失恋で怒りが湧きおさえられない人もいます。
どうして失恋によって悲しみよりも怒りが出てしまうのでしょうか。
怒りが湧いてきた経験のある人は不思議に思っているでしょう。
そこで、失恋によって怒りが湧いてくる理由に注目します。
どうして怒りの感情が生じてしまうのか、理由を解説しましょう。
また、怒りが出てしまったときに、それを抑える方法も紹介します。
失恋で怒りが湧いてくることってあるの？
失恋によって怒りが湧いてくるのは、さまざまな理由から起きることです。
たとえば、とてもひどい別れ方をしたことのある人がいます。
そういう人は悲しさよりも別れ方のひどさに腹を立てるでしょう。
どうしてそんな別れ方を選んだのか、相手に対して怒りを感じます。
どうして自分だけこんなひどい目にあってしまうのか、その境遇を嘆いて怒りが出る人もいるでしょう。
あるいは、自分自身に対して怒りを感じてしまうパターンもあります。
はっきりと自分の気持ちを相手に伝えるまえに別れてしまったときなどです。
この場合は、後悔の気持ちが湧いてきてしまい、過去の自分に怒りを覚えます。
このように失恋によって怒りが生じることはそれほど珍しくありません。
怒りは相手への未練がなくなるサイン
失恋したあとの感情には、さまざまなパターンが存在しています。
いきなり怒りが最初に湧いてくるというケースは少ないでしょう。
まずは悲しさが襲いかかってきて、とても心細くなります。
涙が止まらなくなり、仕事も手につかない状態になるものです。
しかし、悲しみの気持ちは長く続くものではなく、いつかは悲しさも癒えます。
そうなると別の感情が生じる余裕が出てきて、怒りが生じることがあるのです。
自分を振った相手に対する怒りや自分自身への怒りなどです。
基本的には怒りは一番最後にくる感情だと考えられます。
未練などが残っている状態で怒りを感じることはありえないからです。
そのため、怒りが湧いてくるのは良い兆候であると考えることもできます。
失恋して怒りが湧いてくるパターンや理由
失恋してから怒りが湧いてくるパターンや理由はそれぞれ異なります。
人それぞれ恋愛の内容が異なっていて、別れ方にも違いがあるからです。
そこで、失恋をして怒りが生じるパターンや理由にどのようなものがあるのか解説しましょう。
浮気など相手に傷つけられて別れた場合
相手が原因で自分が傷つけられて、しかも別れてしまったパターンがあります。
たとえば、よくあるのは恋人が浮気をしてしまったケースです。
この場合は、相手をどうしても許せなくてあなたから別れを告げる場合だけではありません。
逆に相手が浮気したにもかかわらず、悪びれる様子もなく別れを突きつけられることがあります。
これではあなたは別れを納得することができず相手に怒りを感じるでしょう。
自分は何も悪いことをしていなかったのに、相手の都合で自分が傷つけられて、しかも別れてしまうからです。
身勝手で無神経な相手の行動に強い怒りを感じてしまいます。
このケースでは、相手に未練を感じるということはほとんどないでしょう。
「今までこんなに我慢したのに」と思っている場合
相手から別れを告げられたときに、納得できないと感じる人は多いでしょう。
特に恋人にたくさん尽くしてきたタイプの人は、不満を感じるものです。
相手のわがままにも文句を言わず付き合ってきたという人は多いです。
献身的なタイプの人は相手から別れを突きつけられると納得できないでしょう。
たくさん我慢を強いてきたのが最終的に報われない結果となるからです。
自分の我慢は無駄となり、その事実に納得できず、怒りが湧きます。
恋人と付き合うときに相手に徹底的に合わせるタイプの人は注意しましょう。
相手にどれだけ合わせたとしても、相手があなたをずっと好きでいてくれるとは限りません。
不必要なほど相手に合わせる付き合い方は、別れたときのショックが大きくなります。
やり場のない気持ちが怒りとなって相手に腹を立てる人が多いです。
話し合いが決裂したパターン
恋人と喧嘩をして仲直りするために話し合いをすることがあります。
そのときに、どうにかして妥協点を見つけようとあなたは考えるでしょう。
しかし、相手はもうそのやり取りに疲れてしまい、別れを告げることがあります。
あなたがまだ恋人関係を続けたいのに、相手に一方的に別れを告げられることは珍しいことではありません。
こうした状況に直面すると、あなたは相手を勝手な人だと思うでしょう。
せっかく話し合いで解決しようとしているのに相手がそれを放棄するからです。
一方的に話し合いを決裂されて別れを告げられるのは、悲しさよりも怒りを感じやすいでしょう。
未練があるということではなく、相手の勝手な行動に腹を立てるからです。
音信不通で別れた場合
恋人と別れるときの方法が雑な人がいて、それに怒りを覚えることがあります。
たとえば、音信不通になって連絡が取れなくなったときなどです。
連絡が取れなくなるとあなたは不満を覚えるでしょう。
相手はあなたの気持ちを無視して、自分を優先させているからです。
別れの儀式をすることが面倒だと思って、すべてを放り投げています。
そこには、あなたが傷つくかもしれないという気持ちは微塵も感じられないです。
音信不通になってあなたがどんな気持ちになろうが、知ったことではないと思っています。
音信不通にされることで、あなたはやり場のない怒りを抱えるでしょう。
連絡を取ることもできず、モヤモヤとした気持ちが残ります。
最初は未練があり、悲しい気持ちになるでしょうが、しだいに悲しさは消えて、怒りが生じます。
別れた相手が幸せそうにしているから
あなたは恋人と別れてしまうと悲しい気持ちになるでしょう。
そんなときは、相手も同じような気持ちを抱いてほしいと考えるものです。
しかし、街中などで恋人と出くわしたときに相手が楽しそうにしている姿を見かけることがあります。
そのときに、あなたは自分が悲しいのに相手は幸せそうにしている状況に怒りを湧くかもしれません。
それが別れた直後のことであれば、なおさら怒りが強くなります。
真剣に相手を愛していたのはあなただけだとわかるからです。
別れても平気そうにしている相手は、あなたを本気で愛していないと考えてしまうのです。
自分だけが真剣に恋愛をしていたことが馬鹿らしくなるでしょう。
自分は遊ばれていただけなのではないかと思うようになります。
その結果、最終的に元恋人への強い怒りを感じるようになるのです。
失恋で湧いた怒りをおさえる方法
好きな人に別れを告げられて強い怒りが湧くことがあります。
怒りをそのまま放置しておくわけにもいかず苦労する人は多いです。
そこで、振られてしまったときに生じた怒りをおさえる方法をいくつか紹介しましょう。
友達などに思いっきり吐き出す
怒りが湧いたときだけではなく、悲しいときにも共通する発散の方法があります。
それは友達に対して自分のうちにある気持ちを思いっきり吐き出すことです。
そうすれば、最終的には気持ちをすべて吐き出してスッキリできるでしょう。
怒りを外に出すことによって、内にこもることがなくなるのです。
自分がどうして怒りを感じているのか事細かに説明してみるとよいでしょう。
不平不満があれば、思う存分友達に向かって吐き出してしまうのです。
相手が信頼できる友達であれば、あなたの怒りをしっかりと受け止めてくれるでしょう。
ときには、相手の悪口を言うのも効果的であり、それで気分が晴れます。
怒りを吐き出すのに付き合ってくれる友達がいるならば、ぜひ試してみましょう。
歌ったり大声を出したりする
楽しいことに取り組むことによって、気分をスッキリさせることができます。
たとえば、大声を出してみたり、歌ってみたりするのはおすすめです。
思う存分はしゃいで楽しい時間を過ごしてみるとよいでしょう。
そうすれば、これまで怒りを感じていたことが馬鹿らしくなります。
怒りより楽しさを追求したほうが幸せな時間を過ごせるからです。
友達を誘って飲みに出かけたり、カラオケに行ってみたりすると怒りをおさえられます。
基本的にストレスを解消するための方法は怒りにも効果があります。
何か自分の趣味を持っている人はそれに熱中するのもよいでしょう。
一つのことに集中的に取り組むことで怒りから解放されます。
失恋した相手を見返すために努力する
怒りをおさえるためには、自分を納得させて気持ちをコントロールすることが大切です。
そのための方法として自分磨きをしてみるのはおすすめです。
自分を振ったことを後悔させてやろうという気持ちで自分磨きに取り組みましょう。
怒りの気持ちが強いほど、自分磨きへの強い原動力となります。
怒りを行動力に変換することで、自然と怒りをおさえることができます。
最終的に見違えるほど魅力的な自分を手に入れることができれば、メリットは大きいです。
どこかで元恋人と会ったときに、相手は唖然とするかもしれません。
急にあなたに接近してよりを戻そうとしてくるかもしれないです。
そのような未来を想像しながら自分磨きをしていると怒りは消えていきます。
新しい恋をする
怒りをおさえるための最も効果的な方法は新しい恋を始めることです。
新しい恋がスタートすれば過去の恋はどうでもいいものとなります。
昔の恋人よりも今好きな人のほうがあなたにとって重要だからです。
たとえ酷い振られ方をしても、次の恋人と幸せな時間を過ごせれば許せてしまうでしょう。
それぐらい恋の力は大きいものであり、すべての負の感情を消してくれます。
失恋した相手を見返すために自分磨きをしてきたならば、次の恋をすぐにスタートすることができます。
新しい恋が始まれば、あなたの頭の中は恋人のことでいっぱいになるでしょう。
そこには、過去の恋愛が入り込む余地はなく、怒りも消えます。
いつまでも過去にとらわれるのではなく、新しい道を進みましょう。
まとめ
失恋をするとどうしても怒りが湧いてしまうことがあるでしょう。
そのような気持ちは誰しもが抱えているもので珍しいことではありません。
この記事を参考にして、失恋の怒りをおさえて新しい恋を始めましょう。
